はじめに
コロナ禍による経営環境の変化や沿線人口の減少に伴い、JR東日本では"聖域なき改革"といってもよいくらいの合理化を進めています。都市圏ではワンマン運転の推進や減便を進める一方、地方路線では「設備のスリム化」と称して不要設備の撤去やハイブリッド車への置き換えによる架線撤去、「単線化」などを進めることが2021年3月期決算説明会資料などで発表されています。この「単線化」、趣味界で一般的に用いられる「複線区間の片方の線路を撤去する」ことのほかに、「交換駅の交換設備撤去」を意味する可能性もあるのではないかと以前の記事で申し上げました。
このような中、発売された時刻表によると2022年3月ダイヤ改正では下記の交換駅(以下、信号場も含みます)にて定期旅客列車の列車交換が廃止されることが判明しました。なお、下記に挙げたほかにも列車交換が廃止される駅がある可能性もありますのでご了承ください(お気づきの方はページ下部のフォームよりお寄せいただけますと幸いです)。また、定期旅客列車の列車交換が廃止されても臨時列車や回送列車、貨物列車、ダイヤ乱れ時の運転整理のためなどに交換設備が残される可能性もあり、ただちにこれらの駅で交換設備が撤去されるとは必ずしも言えません。